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展覧会 展覧会

展覧会
須田国太郎展

「須田国太郎の写実と真理の思索」


京都国立近代美術館 常設展示
京都国立近代美術館キュレトリアル・スタディズ14
須田国太郎 スペイン留学と真理を求める思索

【主催】

京都国立近代美術館
一般財団法人きょうと視覚文化振興財団

【会期】

2020年10月8日(木)~12月20日(日)

京都国立近代美術館リンク



画家であるとともに美学者としても活躍した須田国太郎(1891-1961)の展覧会「須田国太郎 写実と真理の思索」展が、梶岡秀一主任研究員の企画によって、京都国立近代美術館の特別常設展コーナーにおいて、きょうと視覚文化振興財団との共催で開催されました。スペイン滞在中の作品《アーヴィラ》(1920年)や、帰国後の《鵜》などの代表作計32点は、須田のエッセンスを表明する力作です。これらの作品は、来館者を深く魅了し、2020年10月8日から12月20日の約60日間に、常設展示としては破格の12、770人もの入場者を迎えました。これは通常の3倍近くの入館者数となり、今なお注目を集める須田の実力と人気を改めて確認する企画になったといえるでしょう。




《写真解説》
京都洋画壇を代表する巨匠、須田国太郎(1891-1961)には、美学者・美術史家としての側面もありました。画家になるための勉強の一環として、1913年(大正2)に京都帝国大学哲学科へ進学した須田は、写実主義をめぐる思索を通じて自身の進むべき道を見定めました。1919年(大正8)にはスペインに留学し、ルネサンスやバロック美術の研鑽を積み、帰国後は日本の風土を活かした作品を描き、東西の美術や文化について理解を深めました。この展覧会では、須田の思想の軌跡を振り返りながら、そのユニークな画業の流れを京都国立近代美術館の素晴らしいコレクションによってご覧いただきました。




【連絡先】

きょうと視覚文化振興財団事務局

 〒611-0033 宇治市大久保町上ノ山51-35
 TEL / FAX  0774-45-5511
 Mail / info@kyoto-shikakubunka.com