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視覚文化ワークショップ 視覚文化ワークショップ

2022年度 第2回 視覚文化公開ワークショップ

「メディア/文化における
〈オルタナティヴ〉を問い直す」
ゲスト:山本佳奈子(Offshore)
コーディネーター:佐藤守弘(同志社大学)

【趣旨】

オルタナティヴAlternativeとは、「従来とは違う、また別の」というような意味の形容詞で、芸術の世界で言う「オルタナティヴ・スペース」など近年日本でもよく用いられるようになってきた言葉です。それは単に既存のシステムや制度を改革するのではなく、まったく根本的に違った考え方で、新しいものを打ち立てるというニュアンスがあります。ZINEと言われている少部数の冊子メディアや、今ではすっかり普通となってしまっているウェブ・メディアも、旧来のマスメディアに対するオルタナティヴとして現れたものです。今回ゲストとして迎える山本佳奈子さんは、ZINEやウェブなどで、『Offshore』というメディアを運営して、一般の目になかなか触れることのないアジア諸地域の文化——音楽を中心として——に関する情報を発信してこられました。今回のワークショップでは、オルタナティヴなメディア/文化を根源的に問い直すことで、現代の文化状況を考える機会を作ってみたいと考えています。




ウェブ・マガジン『Offshore』(https://offshore-mcc.net/)より



【詳細】

日時:2022年7月24日(日曜)午後2時から4時30分頃まで
会場:同志社大学今出川校地良心館RY106教室
参加定員:会場参加の定員は、密を避けるため、25名とさせていただきます。
 ※定員を超過次第、ZOOMでのご参加をお願いすることになります。
連絡方法:お申し込みを受付けた後、事務局から事前にご案内を差し上げます。

【申し込み】

参加ご希望の方は、下記「参加申し込みフォーム」よりご応募下さい。
なお、お申込みに際して、参加方法(会場参加/ZOOM参加)を選択して下さい。

参加申し込みフォーム


佐藤守弘


【略歴】

同志社大学文学部教授。芸術学・視覚文化論専攻。同志社大学大学院文学研究科博士後期課程退学。博士(芸術学)。京都精華大学デザイン学部教授などを経て現職。写真を中心に、アートやデザインの周縁にある身近なイメージやモノ——鉄道写真、遺影写真、小学生の版画などなど——に興味を持っています。単著に『トポグラフィの日本近代――江戸泥絵・横浜写真・芸術写真』(青弓社、2011)、共編著に『学校で地域を紡ぐ——『北白川こども風土記』から』(小さ子社、2020年6月発刊予定)、共著に『開封・戦後日本の印刷広告 『プレスアルト』同梱広告傑作選〈1949-1977〉』(創元社、2020)など。詳しくは、ウェブページ「佐藤守弘の経歴/業績」を御覧ください。

【リンク】



山本佳奈子


【略歴】

1983年生まれ、尼崎市出身。2011年、中国、香港、タイ、台湾などへの旅行中に現地のアーティストやクリエイターらと親交を深めたことをきっかけに、日本にはまだ伝わっていないアジアのオルタナティヴな音楽や文化を日本語で伝えるウェブ・メディア『Offshore』を立ち上げた。アーティストやクリエイターへの取材記事をウェブで発信しながら、取材旅行するたびに滞在日記を手製本による紙のZINE(ミニコミ)で発行。アジアからのゲストを招いたトークイベント企画や、タイやシンガポールの音楽バンド来日ツアー、音楽ドキュメンタリー映画の配給なども行ってきた。2022年以降はウェブから紙媒体に移行し、寄稿者を迎え、文芸誌『オフショア』を編集・発行する。

【リンク】




【連絡先】

きょうと視覚文化振興財団事務局

〒611-0033 宇治市大久保町上ノ山51-35
Tel / Fax:0774-45-5511