【概要】
膨大なコレクションの中から何を選び、どのように配置してどのように説明するか。展示において肝要なのは、こうした観点です。ところで、これらについての研究は、西洋の人文学の中で長い伝統があります。それが、「どのような話題を」「どのような順で」「どのような表現で」組み立てて弁論(スピーチ)とするかを考察する「修辞学/弁論術(rhetoric)」です。そして、この修辞学/弁論術が報告者の専門である「美学」の母胎となったのです。「修辞学が終わりをつげたちょうどそのとき美学が始まる」(トドロフ『象徴の理論』)。本報告では、古代ギリシアから美学の誕生(18世紀)に至るまでの修辞学/弁論術の歴史を回顧し、それが「展示」を考える上でどのようなヒントをくれるかを考察したいと思います。【詳細】
日時:2023年10月22日(日) 午後2時から4時30分頃まで【申し込み】
参加ご希望の方は、下記「参加申し込みフォーム」よりご応募下さい。杉山卓史
【略歴】
【連絡先】
きょうと視覚文化振興財団事務局
〒611-0033 宇治市大久保町上ノ山51-35