ゲスト:堤拓也
(インディペンデント・キュレーター、グラフィックデザイナー)
コーディネーター:渡辺亜由美
(京都国立近代美術館特定研究員)
【趣旨】
美術館の「展示室」は、とても不自然な場所です。たくさんの「注意事項」(~してはいけません)、無機質な白い壁、話し声や時に足音さえ注意される静かな空間。温湿度は年間を通じてほぼ均一に保たれているため、夏場は肌寒く感じるかもしれません。しかしこうした不自然さは、作品を守り、適切な環境で展示するために不可欠なものです。そして「適切」という言葉の中には、作品を物理的に守るための「適切」という意味に加え、作品の自律性を担保するモダニズム的な制度を正当化する上で「適切」である、という意味合いが今なお込められています。この適切さ、あるいは権威をめぐり、展示室の内側・外側で行われた数多くの批評的な表現活動は、そのまま美術を巡る歴史でもあります。【詳細】
日時:2024年1月28日(日) 午後2時から4時30分頃まで【申し込み】
参加ご希望の方は、下記「参加申し込みフォーム」よりご応募下さい。【ゲストプロフィール】
堤拓也
【略歴】
【リンク】
【研究員】
渡辺亜由美
【略歴】
【連絡先】
きょうと視覚文化振興財団事務局
住所 : 〒607-8154 京都市山科区東野門口町13-1-329
電話 : 075-748-8232