2020年12月26日(土曜)午後2時から、同志社大学寧静館5階会議室で、第3回視覚文化ワークショップが開催されました。会議室には、天野和夫、佐藤守弘、杉山卓史研究員と、財団から理事長はじめ3名の役員と事務局長が集まりました。中村史子、はがみちこ研究員と役員1名はzoom参加です。
このワークショップは、本来、公開することを念頭に置いて企画されたもので、現在は、その準備段階。財団が行う事業のうち、「有望な新人作家の個展開催への助成」や「若手研究者の育成」などを念頭に置いて、今後の活動について議論しました。議論の過程で、作家と受容者とを仲介する学芸員・ギャラリスト・批評家・アートメディエーターなどの活動を支援する必要性が指摘されたこともあって、次回は、はがみちこ研究員から、京都における仲介活動の現状を報告していただくことになりました。具体的な報告の中身はこれから検討していただきますが、同時に、コロナ禍中という状況を踏まえて、ワークショップをどのように公開すればいいのかについても検討していこうと考えています。興味をお持ちの方は、是非とも、財団の方にご連絡下さい。いずれにしても、ワークショップの目的は、視覚文化の現在について、参加者が認識を共有することが出発点です。コロナ禍で「熱い議論」とはいかないかもしれませんが、じっくり、ゆったり、意義のある議論を深めていきたいものです。