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本を造る――帯と装画と文学世界

対談 
藤野可織(作家)

 岸文和(同志社大学名誉教授)

【 概 要 】

装丁に強くこだわった詩人の室生犀星(1889-1962)は、装丁を「著書の品格と書物そのものの生命の鼓動を表現し、象徴するもの」とみなして、書物の内容に最も通じている著者こそ、自著の装丁者であるべきだと主張したことで知られています。一理あるように聞こえますが、理念としても、また、現実としても、ちょっと立ち止まって考えてみる必要があるようです。芥川賞作家である藤野可織さんの場合はどうでしょうか。デビュー時と現在、単行本と文庫本の場合などを比較しながら、著者自身が、自らの著書の装丁への想いを語ります。

【 内 容 】

造本:装本(レイアウト/印刷/製本)と装幀(表紙/見返し/扉/ジャケット/函)

ジャケット:タイトル(タイポグラフィー)/装画/帯

著者/編集者/デザイナー/画家/イラストレーターの役割

単行本/文庫本/電子版(Kindle版)/全集

文学のジャンル/主題/様式


 


【藤野可織 略歴】

小説家。2006年「いやしい鳥」で第103回文學界新人賞、2013年「爪と目」で第149回芥川賞、2014年『おはなしして子ちゃん』で第2回フラウ文芸大賞受賞。2017年アイオワ大学の第50回International Writing Programに参加。最新刊は『ピエタとトランジ 〈完全版〉』(講談社)と『ドレス』(河出文庫)。

【藤野可織 著書】

『いやしい鳥』(文藝春秋、2008年/河出文庫、2019年)
『パトロネ』(集英社、2012年/集英社文庫、2013年)
『爪と目』(新潮社、2013年/新潮文庫、2015年)
『ぼくは』絵=高畠純(フレーベル館、2013年)




【岸文和 略歴】

1950年、奈良市に生まれる。近畿大学助教授を経て、2020年まで同志社大学教授。専門は、美学、美術史学、芸術学、視覚文化論。近世から近代・現代にかけて流通していた/いる庶民的・大衆的メディアに関心をもっています。一般財団法人きょうと視覚文化振興財団理事。

【岸文和 著書】

『絵画行為論――浮世絵のプラグマティクス』醍醐書房、2008年
『江戸の遠近法――浮絵の視覚』勁草書房、1994年
『日本美術を学ぶ人のために』(共編)世界思想社、2001年
『絵画のメディア学』(共編)昭和堂、1998年
『絵画の探偵術』(共編)昭和堂、1995年