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講座・講演会 講座・講演会

視覚文化のグローバリティとローカリティ

《武藝(Wu Yi)作《西湖》をめぐって》

岩城見一(京都大学名誉教授・京都国立近代美術館元館長)

【 概 要 】

「芸術」や「絵画」等々の視覚文化の諸概念、制度、設備、これらは西洋近代視覚文化観念の世界的広がり、すなわちglobalizationの典型だと言えるでしょう。このような西洋視覚文化の影響のなかで、「絵画」の東洋的な特徴、つまりlocality (地域性)はどのようなかたちで現われるのか、現代中国の文人画家武藝(Wu Yi 1966- )の絵画作品《西湖》を取り上げて、この問題について考えてみたいと思います。

【 内 容 】

「西湖」の歴史的重層性

油彩文人画

白蛇伝

明清の肖像画

日本の視覚文化における「西湖」



 


【岩城見一 略歴】

1975年京都大学文学部助手。1976年京都市立芸術大学美術学部講師、83年助教授。1990年京都大学助教授。95年教授。2006年~2009年京都国立近代美術館館長。京都大学名誉教授(2006年~)。専門は、感性論。現在は、研究論文を執筆し、芸術文批評を行う。「シリーズ『感性論』Vol.Ⅱ」『表現プロセスの探究――美術教育の広さと深さ』を電子媒体で公表中。

【岩城見一 著書】

『感性論 エステティックス――開かれた経験の理論のために』2001年、昭和堂(中国語版、王琢訳『感性論――為了被開放的経験理論』2008年、商務印書店)
『誤謬論――カント『純粋理性批判』の感性論的アプローチ』2006年、萌書房
岩城見一著+王雲訳『日常生活とタイムトンネル――武藝の描いた大船と京都』2019年、新華出版社(日中同時出版、岩城見一著+王雲訳『日常與游記――武藝描述的大船和京都』廣西美術出版社、2019年)