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視覚文化ワークショップ 視覚文化ワークショップ

第3回 視覚文化公開ワークショップ

「作家のいきかた——個・協働・社会」
コーディネーター:佐藤守弘(同志社大学教授)
ゲスト:藤野裕美子(美術作家、共同アトリエsoil)

【趣旨】

現代の美術/アートの世界では、作品の形態が多様化するだけではなく、その制作や発表に関わる場もさまざまなヴァリエーションが増え、それに関わる人たち——アクター——も多様化してきているという事実は、第1回ワークショップでのはがみちこ研究員の報告から明らかであろう。またインターネット、とくにSNSの発展により、制作者と受容者や社会をつなぐチャンネルもさまざまに増えてきている。美術/アートが、社会から切り離された自律的なものという考えも昔のこと、現在の美術作家たちは、社会とどのような関係を取り結ぶのか、そのなかでどのように振る舞うのかを問われることが多くなっているように感じる。 このような時代に、若い作家たちは、どのように考え、どのように制作し、どのように社会と関わっているのだろうか。今回は、滋賀県の東近江を拠点に活動している美術作家の藤野裕美子氏を迎え、作品制作、共同アトリエでの活動、地域社会との関係などについて語りあい、その「行き方/生き方」を探っていきたい。

【詳細】

日時:2021年7月18日(日曜)午後2時から4時30分頃まで
会場:同志社大学今出川校地寧静館5階会議室
申込期限:7月15日(木曜)
参加定員:会場参加の定員は、密を避けるため、15名とさせていただきます。
 ※定員を超過次第、ZOOMでのご参加をお願いすることになります。
連絡方法:お申し込みを受付けた後、事務局から事前にご案内を差し上げます。

【申し込み】

参加ご希望の方は、下記「参加申し込みフォーム」よりご応募下さい。
なお、お申込みに際して、参加方法(会場参加/ZOOM参加)を選択して下さい。

参加申し込みフォーム


佐藤守弘


【略歴】

同志社大学文学部教授。芸術学・視覚文化論専攻。同志社大学大学院文学研究科博士後期課程退学。博士(芸術学)。京都精華大学デザイン学部教授などを経て現職。写真を中心に、アートやデザインの周縁にある身近なイメージやモノ——鉄道写真、遺影写真、小学生の版画などなど——に興味を持っています。単著に『トポグラフィの日本近代――江戸泥絵・横浜写真・芸術写真』(青弓社、2011)、共編著に『学校で地域を紡ぐ——『北白川こども風土記』から』(小さ子社、2020年6月)、共著に『開封・戦後日本の印刷広告 『プレスアルト』同梱広告傑作選〈1949-1977〉』(創元社、2020)など。

【リンク】




藤野裕美子


【略歴】

1988年滋賀県生まれ。2011年京都精華大学 芸術学部 造形学科 日本画コース 卒業。2012年L’Art dans les Cités アーティスト・イン・レジデンス(フランス)。2013年京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程日本画専攻 修了。現在、共同アトリエSoil(滋賀)所属。

2021:「リニューアルオープン記念展・Soft Territory かかわりのあわい」滋賀県立美術館(滋賀)
2021:「ARTISTS’FAIR KYOTO 2021」京都府京都文化博物館(京都)
2020-2021:「日日の観察者 Observers of Everyday Life」HOTEL ANTEROOM KYOTO(京都)
2020:「滋賀近美アートスポットプロジェクトVol.3 エンドレス・ミトス」東近江市能登川(滋賀)
2020:「過去の滞在/個展」Gallery Den mym・本館(京都)
2019:「瀬戸内国際芸術祭2019 高見島プロジェクト」高見島(香川)
2017:「飛鳥アートヴィレッジ2017」明日香村(奈良)


【リンク】

【作品】



藤野裕美子《みざかる時点/Tangle of time》2020年
岩絵具、水干絵具、胡粉、染型、麻紙、木製枠
撮影:麥生田兵吾



藤野裕美子《過日の同居 -高見島-/Staying in past days -takamijima-》2019年
岩絵具、水干絵具、麻紙、木製枠
撮影:畠山崇

【連絡先】

きょうと視覚文化振興財団事務局

〒611-0033 宇治市大久保町上ノ山51-35
TEL / FAX  0774-45-5511
Mail / info@kyoto-shikakubunka.com